エジプトでモスク襲撃、235人死亡 シナイ半島

2017.11.25 Sat posted at 10:09 JST

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(CNN) エジプト東部シナイ半島アリーシュ近郊で24日、武装集団がイスラム教神秘主義スーフィズムのモスク(礼拝所)を襲撃し、国営メディアなどによると、少なくとも235人が死亡、109人前後が負傷した。エジプトで起きたテロ攻撃としては過去最悪規模とみられている。

軍事筋によると、エジプト軍が犯行集団の行方を追っている。

標的となったのはシナイ半島北部の都市アリーシュとビル・アルアブドの間にあるモスク。モスクで爆発があった後、武装集団が逃げ惑う人々に対し発砲した。目撃証言によると、武装集団は「奇襲」地点も設定し、負傷者を運ぶ救急車に発砲したという。

このモスクは、スーフィズムの重要な聖職者が生まれた場所として知られる。一部の超保守派イスラム教徒はスーフィズムを異端とみなしている。

エジプトのシーシ大統領はテレビ演説で、今回の襲撃に対し「容赦ない力」で応じると言明。「今回のテロ行為は、テロに立ち向かって対抗し戦おうとする我々の決意や断固たる姿勢、意志を強化することになる」と述べた。

大統領府は3日間の服喪を宣言している。

犯行声明は出ていない。ただ、シナイ半島北部ではこの数年、治安部隊が過激派「イラク・ シリア・イスラム国(ISIS)」系の戦闘員と戦い、ほぼ毎日のように戦闘員による襲撃に直面している。シーシ大統領も最近、イラクやシリアから逃げてきたISISの戦闘員がエジプトに流入することに警戒感を示していた。それでも、同国でのモスクへの襲撃は比較的少なかった。

世界各国の首脳は今回のモスク襲撃を非難。トランプ米大統領はこれを「罪のない無防備な」礼拝者に対する「恐ろしい卑劣なテロ攻撃」と形容し、テロとその思想を打倒しなければならないと述べた。

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