ムラディッチ被告に終身刑、ボスニア内戦の集団虐殺で有罪

ラトコ・ムラディッチ被告に終身刑が言い渡された

ラトコ・ムラディッチ被告に終身刑が言い渡された

オランダ・ハーグの旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷は22日、1992~95年のボスニア・ヘルツェゴビナ内戦で虐殺に関与したとして、セルビア人勢力軍事部門の元司令官ラトコ・ムラディッチ被告に対し、ジェノサイド(集団虐殺)などの罪で終身刑の有罪判決を言い渡した。

ボスニア内戦ではこの期間中に約10万人が殺害されたほか、220万人が住む場所を追われた。ムラディッチ被告は同内戦で果たした役割に関連し、ジェノサイドや人道に対する罪、戦争犯罪で起訴されていた。

中でもボスニア東部スレブレニツァで95年7月、イスラム教徒の男性や少年ら数千人が殺害された事件などをめぐっては、民族浄化を主導した罪に問われていた。この事件は第2次世界大戦以降の欧州で起きた最大級の大量虐殺となっている。

ムラディッチ被告の弁護団は判決言い渡しに先立ち、被告の血圧が高すぎて公判を続けることができないと主張。これを受け、判決公判手続きは一時進行に支障が出た。

さらに被告が「お前の言っていることはすべて全くのうそだ。恥を知れ」などと叫び、判決文を読み上げていたオリエ裁判長が退廷を命じる場面もあった。

ムラディッチ被告の弁護士は、被告が上訴するのは「確実」だとしている。

ムラディッチ被告は2011年に逮捕された。裁判は12年から530日にわたり続き、500人以上が証言したほか、証拠品など1万点近くが提示された。

ボスニア内戦をめぐっては16年3月、セルビア人勢力の政治指導者ラドバン・カラジッチ被告に対し、同内戦で果たした役割に関連して禁錮40年が言い渡されていた。

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