韓国セウォル号、引き揚げ作業始まる 不明9人の収容目指す

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3年近く前に沈没した旅客船セウォル号の船体引き揚げ作業が始まった

3年近く前に沈没した旅客船セウォル号の船体引き揚げ作業が始まった

(CNN) 韓国南西部の珍島沖で22日、3年近く前に沈没した旅客船セウォル号の船体を引き揚げる作業が始まった。

セウォル号は2014年4月に沈没し、乗っていた高校生ら300人近くが死亡、9人が依然として行方不明になっている。

作業では全長140メートルの船体を切断せずに引き揚げることによって、船内に残されたままとみられる遺体の収容を目指す。船体が崩壊する恐れがある場合は作業を中止するという。

現場では事故で息子や娘を失った遺族らが作業を見守った。引き揚げが成功すれば事故の真相が解明されると期待する声の一方、「長い年月で多くの証拠は消えてしまったのでは」との懸念がささやかれた。

「政府はこれまで7~8回引き揚げを試みたが失敗に終わった。ただ静かに待って見守るしかない」と話す人もいた。

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