中国、「一人っ子政策」廃止で出生数拡大 前年比7.9%増

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中国の乳児ケアセンターで赤ちゃんを抱く看護師

中国の乳児ケアセンターで赤ちゃんを抱く看護師

(CNN) 夫婦1組の子どもを1人に制限する「一人っ子政策」を昨年初めに廃止した中国で、その後1年間に生まれた子どもの数は1786万人と、前年より7.9%増えたことが分かった。

中国政府の統計によると、2016年に生まれた子どもの数は前年を131万人上回った。昨年の出生数は00年以降で最高の記録となった。

国家衛生・計画生育委員会(NHFPC)の当局者は、一人っ子政策の廃止が出生数増加の「主要な要因」になったと指摘。政策転換がちょうど良い時期に当たり、うまく効果を発揮した証拠だと述べた。

一人っ子政策は1979年に導入された。中国の女性が産む子どもの数は60~65年に約6人だったが、95~2014年には1.5人前後まで減少した。

しかし人口の急激な高齢化や労働者人口の不足などの問題が深刻化し、政府は数年前から制限を緩和。昨年からは全ての夫婦に2人目の子どもを持つことを認めている。

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