世界各地で反トランプデモ、女性の権利など訴え
米国外で最初に大きなデモが実施されたのはオーストラリア。シドニー市内でのデモには主催者発表で5000人、警察の推定によると3000人が参加した。「ガール・パワー対トランプ・タワー」「トランプを降ろせ」などと書かれた横断幕もあった。市内ではトランプ氏の支持者ら約30人による集会も開かれた。
オバマ前大統領の父親の出身国ケニアの首都ナイロビや、南アフリカのケープタウン、ガーナやマラウィでも女性らがデモを展開した。
欧州ではローマやパリ、ベルリン、バルセロナ、ロンドンなど数十カ所の都市で大規模なデモがあった。
ロンドンでは少なくとも10万人とされる規模のデモ隊が米大使館前から3キロ余り行進し、市中心部のトラファルガー広場で集会を開いた。女性の権利のほか欧州連合(EU)からの離脱や核兵器、同性愛者の権利などの問題に関するスローガンを掲げる参加者もみられた。