中国軍事費、20年には倍増の可能性 35兆円規模か

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インドも軍事費を大幅に増やし、支出の多い上位5カ国内に入った

インドも軍事費を大幅に増やし、支出の多い上位5カ国内に入った

同報告書によると、アジア太平洋地域の大国でもあるインドの軍事費も大幅に増えている。今年は40億ドル増えてサウジアラビアやロシアを抜き、各国別での国防費支出では初めて上位5カ国内に入った。

18年までには英国を追い抜き、世界3位に浮上する見通し。同国は最近、最大で150機の新型戦闘機を調達する計画を発表。インド海軍はフランスの軍需企業DCNSにスコルペヌ級潜水艦を6隻発注した。近代化を狙う同国軍は装備品の更新を必要としており、インドは今後3年内に世界の兵器メーカーにとって需要の成長が見込める注目すべき市場に再度位置付けられるだろうとも予測した。

報告書によると、軍事費でこれまで上位国であり続けていたサウジアラビアとロシアは今年支出が減った。ロシアは昨年比で5.6%、サウジは3.6%それぞれ削減された。両国共に国家歳入源を原油輸出に大きく頼っており、原油価格の下落が財政難を引き起こす苦境に直面している。

米国は依然、世界最大の国防費を充て続けており、昨年は6220億ドルを超えた。16年における世界全体の軍事費のうち約40%の比率を示した。

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