シリア軍がアレッポ東部を制圧、停戦へ ロシアが発表

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アレッポ東部から退避するため親政府軍の検問所に集まる人々=10日

アレッポ東部から退避するため親政府軍の検問所に集まる人々=10日

一方、シリアの国営メディアは戦闘停止や避難合意の情報を伝えていない。

国連人権高等弁務官事務所の報道官によると、アレッポでは12日、女性や子どもを含む市民82人が自宅や路上で射殺されたとの報告があった。多数の市民が殺害されているとの情報を受け、英仏の提案で13日午後に安保理の緊急会合が開かれていた。

会合では米国のパワー国連大使がシリア政権と同政権を支配するロシア、イランに対し、「恥を知らないのか」などと厳しい言葉を浴びせて非難した。

国連のデミストゥラ・シリア問題担当特別代表は会合後、ロシア大使から合意成立の報告があったことを認めたうえで、反体制派が小型武器を持って撤退することを許されているかどうかなど、合意の詳細を確認しなければならないと指摘。国連による立ち入り調査の必要性を改めて強調した。

政府軍はアレッポ西部を支配し、東部を包囲していたが、ここ2週間余りのうちに東部への攻勢を強めて支配地域を拡大した。市全域を制圧したとなれば、国内の主要5都市を全て支配下に収めたことになり、シリア内戦は新たな局面を迎えるとみられる。

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