EU離脱めぐる訴訟の原告女性、脅迫の標的に 英
高等法院の判断に対し、英国では賛否両論が巻き起こっている。大衆紙デイリー・メールは一面の見出しで、審理に当たった3人の判事を「国民の敵」と非難。テレグラフ紙(電子版)にも「判事対国民」の見出しが躍った。
イングランドとウェールズの法廷弁護士団体は5日、「司法に対する深刻かつ不当な攻撃」を非難する声明を出した。
親EU派団体などからはミラーさんを支援する声も上がっている。
政府は来年3月末までにEUに離脱を通知し、正式な交渉を始める構えだ。最高裁は12月初めに政府の上告を審理する見通し。上告が退けられた場合、離脱手続きは大幅に遅れる可能性が高い。