アフガン首都で自爆テロ、80人死亡 ISISが犯行声明

2016.07.24 Sun posted at 10:04 JST

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(CNN) アフガニスタンの首都カブールで23日午後、少数派のイスラム教シーア派ハザラ人によるデモの会場で自爆テロがあり、当局者によると少なくとも80人が死亡した。過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が犯行声明を出した。

アフガン保健省の報道官によると、80人の遺体と260人以上の負傷者が市内の複数の病院へ運び込まれた。

ISIS系のアマク通信は、ISISの戦闘員2人がデモ参加者に紛れて自爆ベルトを起爆させたと伝えた。アフガン治安当局者が匿名で語ったところによると、3人目は自爆する前に治安部隊によって殺害された。

デモは、ハザラ人が住む中部バーミヤン州に送電線を通すための計画変更を求め、国会議事堂とカブール大学の近くで展開されていた。ハザラ人はアフガン人口の約5分の1を占めるとされる。主にシーア派を信仰することなどから、スンニ派主導の同国で疎外感を味わってきた。政府に対して、反政府武装勢力タリバーンやISISによる攻撃から守ってほしいと要求するデモを実施したこともある。

ISISはイラクやシリアで支配地を失う一方、世界各地でテロ攻撃を加速させている。アフガンでは最近、タリバーンによるとみられる爆弾テロに加え、ISISが犯行を認めた攻撃も相次いでいる。

オバマ米大統領は今月6日、アフガンではISISの進出などで治安情勢が悪化しているとして、同国を支援している米軍部隊の撤退計画を遅らせる方針を示していた。

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