北朝鮮、党大会を初めて外国報道陣に公開 CNNも中に

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我々を引率する担当者から、10分間は自由に撮影してもいいと告げられた。ただし出席者のノートをアップで撮ることだけは禁じられた。

その後はすぐに会場から連れ出された。採決の仕組みは不透明なままだ。分かっているのは党員ら5000人が全てを満場一致で決めるということ。今回の党大会では金第1書記が党委員長に就任し、これまでよりもさらに大きな権限を与えられた。

私が取材で北朝鮮を訪れたのはこれが10回目だ。現地から報告する際も、体制や指導者に批判的な内容の事実を恐れずに伝えてきた。報道内容をめぐって当局から厳しく注意されたこともある。

撮影した映像を削除したり、事前に当局の検閲に応じたりしたことは一度もないが、取材活動は制限される。撮影のタイミングや対象を当局から指示されることも多く、現地を自由に歩き回ることはできない。

だが金氏を全会一致で支持した採決が示す通り、北朝鮮は近いうちに崩壊しそうな体制ではないと思われる。

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