金正恩氏を党委員長に選出 北朝鮮・労働党大会
平壌(CNN) 北朝鮮で36年ぶりに開かれた朝鮮労働党大会で、金正恩(キムジョンウン)第1書記が党委員長に選出された。党の最高指導部である政治局の常務委員5人も選ばれた。
これで金氏と新指導部が党の全面的な支持を得て核開発と経済成長を同時に目指す体制が整った。
当局者によると、6日の大会には党員約3000人が出席。金氏は8日、3時間にわたった演説で景気回復のための5カ年計画を打ち出した。ただ、政策の大きな変更や経済改革には言及しなかった。
経済計画の発表は数十年ぶりだが、具体的な内容には乏しい。金氏は工場のオートメーション化や農業の機械化、石炭の産出量増大を促したほか、輸出増大も呼びかけた。ただ、北朝鮮による核実験やミサイル実験を受けて各国が制裁を強化する中で、どのようにして輸出増大を可能とするかには言及していない。