ノルウェー連続テロ受刑者、人権侵害訴え 裁判所が認定

ブレイビク受刑者が収容されている独房内部の画像=Norwegian Correctional Service

ブレイビク受刑者が収容されている独房内部の画像=Norwegian Correctional Service

ノルウェー・オスロ(CNN) ノルウェーで2011年に起きた連続テロ事件で77人を殺害した罪に問われ服役中のアンネシュ・ブレイビク受刑者(37)が、刑務所での処遇を不服として国を訴えていた裁判で、オスロ地方裁判所は20日、同受刑者の訴えを一部認める判決を言い渡したと発表した。

ブレイビク受刑者は厳重な警備に守られた刑務所の独房で生活しているが、判決では同受刑者に対する処遇について、「非人道的あるいは品位を傷つける処遇」を禁じた欧州人権条約の第3条に違反すると認定した。

判決では、独房で過ごす時間の長さや、その状態が及ぼす精神的影響について十分考慮されていないことなどを総合的に判断。定期的に実施される全裸検査についても、防犯上の観点から正当化できるとは言い難いとした。

その上で、同容疑者に対する処遇を改善する必要があると指摘し、政府に対して訴訟費用33万1000クローネ(約450万円)をブレイビク受刑者に支払うよう命じた。処遇改善の具体的な内容は指示しなかった。

ノルウェー政府は、この判決を不服として控訴するかどうかはまだ表明していない。

ブレイビク受刑者は、私生活および通信の権利の尊重を定めた欧州人権条約第8条にも政府が違反したと訴えていたが、判決ではこの主張は退けた。

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