テロで高まる渡航への懸念 注意を払うべきことは

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携帯電話の操作に没頭して周囲への警戒がおろそかになるのは禁物

携帯電話の操作に没頭して周囲への警戒がおろそかになるのは禁物

同行者とはアプリやソーシャルメディアで連絡を取り合い、互いの居所を確認する。紙の地図を持っていればバッテリー切れの心配をせずに済む。

最悪の事態が起きた場合、「次に利用できる輸送手段で出国できるよう、常に準備を整えておく。つまり、現金やクレジットカード、パスポートなどは常に携帯し、同行者と連絡が取れるようにしておく必要がある」

ただ、危険地帯への旅行情報に詳しいジャーナリストのロバート・ヤング・ペルトン氏はこうした政府機関の注意情報について、「内容にあまり意味はない。たとえ勧告に従ったとしても、旅行者が危険を察知するためにできることはほとんどない」と指摘する。

安全対策が強化されている今はむしろ安全かもしれないと同氏は言い、「もしも心配なら、大きな外資系(米国系)のホテルは避け、よく宣伝されるような集まりには行かないこと。テロリストは大抵、有名な場所や人の多い場所を選ぶ」と助言する。

人気観光地へ行くよりも、地元の人と交流して日常生活の様子を知る方が充実した旅ができるかもしれない。不審な状況には地元の人の方が気付きやすい。

ただしニュースには常に気を配り、冷静な判断力を失ってはいけないと、人気ガイドブック「ロンリープラネット」発行人のトム・ホール氏は話している。

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