武装集団、コートジボワールの3ホテル襲撃 16人死亡

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治安部隊の車両で武装集団による襲撃の現場から避難する人々

治安部隊の車両で武装集団による襲撃の現場から避難する人々

(CNN) 西アフリカのコートジボワールで13日、最大都市アビジャン近郊にある3カ所のリゾートホテルを武装集団が襲撃し、外国人など16人を殺害した。当局者が明らかにした。

この事件について武装勢力「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」が、系列組織のソーシャルメディアに犯行を認める声明を掲載した。

現場を視察したワタラ大統領によると、死亡した16人のうち14人は民間人、残る2人は兵士だった。襲撃側も6人が死亡した。

フランスのオランド大統領は、犠牲者の中にフランス人が少なくとも1人含まれていたことを明らかにした。オランド大統領は「卑劣な犯行」と非難し、犯人の摘発に協力すると表明。フランス大使館や英外務省は、同地への渡航を自粛するよう勧告を出した。

事件が起きたホテルはアビジャンから約40キロの地点にある。現場をとらえた映像には、襲撃を受けたホテルから脱出する人たちの姿が映っていた。ツイッターには現場近くの地面に置かれた弾薬や手投げ弾の写真が投稿された。

AQIMはアルジェリアで台頭した組織で、過去にも西アフリカのマリやブルキナファソでホテルを狙って同様の襲撃事件を起こしていた。テロ組織の動向に詳しいSITEインテリジェンス・グループは13日の事件について、「AQIMが西アフリカで欧米人などの外国人を狙って、ホテルやリゾート襲撃を加速させている」と分析する。

AQIMは西アフリカで過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」などの組織とも勢力を競い合っているという。

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