アフリカの「児童婚」被害、2050年までに倍増へ ユニセフ

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タンザニアで夫と暮らすクリスティーナさん(14)は13歳のとき結婚=UNICEF提供

タンザニアで夫と暮らすクリスティーナさん(14)は13歳のとき結婚=UNICEF提供

フォンテーヌ氏によれば、児童婚は貧困の悪循環を招いている。だが少女の権利や教育を守ることで、この悪循環を打ち破ることができるという。

ただしこの習慣は文化的伝統に根付いている場合も多いことから、コミュニティー全体を巻き込んだ取り組みが必要になるという。

児童婚は富裕層でこそ減ってきているが、極貧層では高い割合で行われている。

ユニセフのアンソニー・レーク事務局長は、どの児童婚も悲劇だと指摘。「子ども時代を奪われ、未来を閉ざされることの影響は計り知れない。そうした少女たちの数をみれば、児童婚の禁止が喫緊の課題であることは明白だ」と語った。

今年、アフリカ連合(AU)は児童婚に終止符を打つためのキャンペーンを開始した。だが多くの加盟国の法律は、被害者である少女に不利にできているのが実情だ。

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