アフリカの「児童婚」被害、2050年までに倍増へ ユニセフ
(CNN) 国連児童基金(ユニセフ)は、アフリカで18歳未満の「児童婚」を強いられる女性の数が2050年までに倍増するとの推計を発表した。
アフリカにおいて現在、児童婚を経験した女性の数は1億2500万人だが、50年までに3億1000万人に増えるという。
児童婚は減少しているがそのスピードは遅く、他方で人口が急増していることが主な原因だ。
アフリカではまだ年若い少女を嫁がせる習慣が広い範囲に残っている。宗教的・文化的な習慣であるというだけでなく、経済的な理由から、少女たちは結婚させられる。
「18歳未満での結婚が少女に与える悪影響が分かっているがゆえに、懸念は非常に大きい。影響は少女の健康や教育、ひいては国全体に及ぶ」と、ユニセフの西・中央アフリカ地域ディレクターのマニュエル・フォンテーヌ氏は言う。