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ISIS指導者の「奴隷」となった日々、逃げ出した少女が語る CNN EXCLUSIVE

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ISISの最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者=ISIS

ISISの最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者=ISIS

「米国人のジャーナリストと黒装束の男が映っていた。男がジャーナリストの首をはねて殺害した」――ゼイナットさんが語るビデオの内容は、ISISが米国人ジャーナリストのジェームズ・フォーリー、スティーブン・ソトロフ両氏らの首をはねた場面として公開した映像と一致する。

同容疑者はビデオを見せた後、少女たちに「改宗するか、あるいはこうして死ぬかの二つに一つだ」と迫ったという。

ISISは何千人ものヤジディ教徒を拉致、強姦(ごうかん)し、拷問して殺害した。国連はこの行為を大量虐殺と呼んで非難した。

バグダディ一族は町から町へ、常に転々としていたという。ゼイナットさんが到着した翌日には空爆で隣家が破壊され、急きょ一族全員が引っ越した。

バグダディ容疑者に殴られ、3人の妻や6人の子どもたちからの侮辱に耐えながら、料理や掃除を担当する日々が続いた。

ここから逃げ出したいという気持ちが固まったある日、ゼイナットさんは仲間とともに家の鍵を盗み出すことに成功する。

「ドアの鍵を開けて飛び出し、ひたすら走っていくと、アレッポ郊外で民家が見えた。アラブ人の女性が入りなさいと言ってくれた。私たちを助けて、イラクへ連れて行ってあげますよ、と」――しかしその女性が、バグダディ容疑者に連絡を取ってしまった。

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