バングラデシュでまた少年撲殺 先月から4人目

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ダッカ(CNN) バングラデシュの警察によると、首都ダッカ市内で17日、盗みの疑いをかけられた少年が暴行を受けて死亡した。同国では先月から今月にかけての5週間で、10~17歳の少年4人が撲殺されたことになる。

ダッカ市内のハザリバ地区に住む鉄工場勤務のムハンマド・ラジャさん(17)は、携帯電話を盗んだとして近所の住人にとがめられ、自宅前で暴行を受けたとみられる。市内の病院へ運ばれたが、まもなく死亡した。

地元警察書は少年がリンチを受けたとの通報を受け、すでに3人を拘束して事情を聴いているという。警察によると、ラジャさんの体にはあざや傷が残っていた。

同国北東部シレット郊外では先月8日、市場で野菜を売っていた13歳の少年が人力車を盗んだ疑いをかけられ、集団リンチを受けて死亡した。犯行グループの1人が携帯電話のカメラでリンチ場面を撮影し、インターネット上に投稿した。

これに対し、犯行グループの処罰を求める抗議デモが発生。参加者らは同国の刑事司法制度に問題があると主張した。この事件では13人が起訴されている。

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