ボコ・ハラムに拉致され妊娠、救出後も疎外 被害女性が語る実態

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脱出して村に帰ったが、村の男性に恐怖を感じるという

脱出して村に帰ったが、村の男性に恐怖を感じるという

ナイジェリア軍はボコ・ハラムの拠点を急襲して女性や子どもを救出する作戦を展開。4月下旬から5月上旬にかけて700人あまりの女性を救出した。

ハリーマさんの母親は、娘が連れ去られた時点で最悪の事態を覚悟したと振り返った。「ボコ・ハラムに拉致された人は死んだものと想定される」

妊娠を知った母親の多くは、中絶しかないと考えるという。しかしハリーマさんの母親は、娘がその危険を冒すことを望んでいない。「中絶を試みた後に死亡した少女もいる。母も赤ん坊も助からなかった。その少女は母親にとって唯一の子どもだった」

村の自警団の指導者はCNNの取材に対し、「この村にボコ・ハラムに妊娠させられた女性がいるとは認識していない」と話した。「もし妊娠している女性が見つかれば、伝統に従ってその妊娠はハラム(不法)と見なされる。それを心から受け入れることはできない。言ってみればヘビの子どものようなものだから」

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