スーダンのバシル大統領、南アを出国 逮捕免れる

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南アからの出国が禁止に

(CNN) 戦争犯罪や大量虐殺に関与したとして国際刑事裁判所(ICC)が逮捕状を出しているスーダンのオマル・バシル大統領が15日、南アフリカから出国した。

南アフリカの裁判所は同日、バシル大統領の逮捕を命じる決定を言い渡した。しかしその時には既に、バシル大統領は同国から出国していた。

バシル大統領の逮捕を請求していた弁護士団体は、裁判所が判断を示す前に政府が同大統領を出国させたことに対して失望を表明した。

バシル大統領はアフリカ連合(AU)首脳会議に出席するため南アフリカを訪問していたが、裁判所は14日に出国禁止命令を出し、国内のすべての通関地に対して同大統領の出国を阻止するよう命じていた。

しかし弁護士団体は、通関当局が裁判所の命令に従わなかったと批判。内務省がバシル大統領の出国を許したと主張している。

同大統領が出国したことは、南ア、スーダンの両国政府が確認した。

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