米国務長官がイラク入り 中東歴訪で対IS連合結成へ

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米国務長官がイラク入り

バグダッド(CNN) 米国のケリー国務長官は10日、イラクの首都バグダッドに到着した。さらにヨルダンとサウジアラビアを訪問した後パリへ向かい、イスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国(IS)」に対抗する連合の結成を目指す。

ケリー長官は8日、出発に先立つ記者会見で「ISの脅威と悪を排除するという目標に向け、地球上のほぼすべての国にそれぞれ果たすべき役割がある」と強調。米国の主導で「今後何カ月間、あるいは何年間も維持できるような」連合を構築すると表明していた。

イラクでは8日、アバディ首相率いる新政権が発足したばかり。米国はイスラム教シーア派主導のマリキ前政権下でスンニ派が不満を募らせたことがISの勢力拡大につながったとして、挙国一致政権の樹立を強く呼び掛けていた。ケリー長官は、新政権発足を「大きな節目」と評価した。

オバマ米大統領は8日、アバディ首相に電話で祝意を伝えた。米ホワイトハウスによると、同首相はこの電話で、イラク国内の各勢力や地域、国際社会と協力して、ISと戦うための能力を強化すると表明した。

オバマ大統領は10日、国民向けの演説でISの掃討に向けた外交、軍事、経済面での作戦を発表する。

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