大衆の心にも響く「中国の夢」

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市民レベルの「夢」については他の国と大きな違いはないという

市民レベルの「夢」については他の国と大きな違いはないという

近年、お金の使い道として上位に入るようになったのは投資や海外旅行だ。このように優先順位が変化してきたのは、より多くの人々が中産階級に属するようになったためだ。

先のキャベンダー氏の解説によれば、現在の中国人は「快適な家に住みたい、多くの新しい経験を積みたい、家族に無事でいてほしい、周囲が心配なので環境が改善してほしい、安心して暮らしたい」と、ごく身近な夢を抱くようになっているのだという。

もちろん、「中国の夢」を実現するには越えなければならない障壁がまだある。ミルワード・ブラウンの調査によると、最大の心配事は健康や安全面だという。特に懸念されているのは、大気汚染や水質汚染、食の安全、不十分な医療保険制度、それに教育システムをめぐる問題だ。

この他に調査で明らかになったのは、家計の安定や退職をめぐる不安だ。中国の貯蓄率が高止まりしているのも、こうした不安に原因があるようだ。

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