模倣品工場から脱却、モバイル業界の中心へ 中国

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かつては単なる「工場」の地位に甘んじてきたが・・・

かつては単なる「工場」の地位に甘んじてきたが・・・

(CNN) 7億人を超えるスマートフォン利用者を擁する中国だが、モバイル業界では長い間、単なる工場の地位に甘んじ、低価格の機種や海賊版アプリを大量生産するだけだった。しかし、こうした状況は変わりつつある。

米検索大手グーグルの元幹部で、現在は中国の新興スマートフォンメーカー、小米(シャオミ)の副社長を務めるヒューゴ・バラ氏も、中国がもはや模倣品製造工場ではなく、イノベーション(技術革新)発祥の地となりつつあることを指摘する。

バラ氏が「メード・イン・チャイナ」の例として引き合いに出すのは、タクシー呼び出しアプリ「Didi(嘀嘀打車)」だ。

中国国内178の都市で100万人を超える利用者を誇る。乗客の位置がわかりにくい時に案内メッセージを送信できるほか、運転手と値段交渉することもできるといった中国ならではの機能が備わっており、米国で人気の「Uber」とも一味異なる独自の地域色がある。

同氏が去年、グーグルから小米に転身した際は、国際的なニュースになった。だが、中国モバイル業界の活況をよく知るソフトウエア技術者の同僚から驚かれることはなかったという。

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