少女2人を強姦殺人か、国内外で非難 インド

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女性に対する暴行続く インド

ニューデリー(CNN) インド北部ウッタルプラデシュ州で14歳と16歳の少女が集団レイプされ、木につるされて殺害されたとみられる事件があった。警察が29日に明らかにした。強姦(ごうかん)事件の発生率が異常に高いインドの現状に対し、国内外から非難の声が強まっている。

警察によると、事件はウッタルプラデシュ州バダユンで27日夜に発生した。被害者の少女2人は同じ村に住むいとこ同士だった。

2人は男3人に強姦され、殺害されたとして家族が被害届を出した。

警察は容疑者少なくとも1人を逮捕し、残る複数の行方を追っている。これとは別に、容疑者に加担して事件の発覚を遅らせた疑いで、警察官1人が逮捕された。

インドの国家犯罪対策当局の統計によれば、同国では推定22分に1件の頻度で強姦事件が起きているとされる。しかし被害を届け出ない女性も多いことから、実際の件数はこれよりはるかに多いと指摘する声もある。

こうした実態は、2012年12月にニューデリーのバスの中で起きた集団強姦事件をきっかけとして世界的な注目を浴び、各国の活動家や女性の声に押される形で政府が対応を表明していた。

しかし同国の有権者を対象とした意識調査では回答者の75%が、これまでの政府の対応は不十分だと答えている。

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