インドで「世界最大の選挙」 知っておくべき11のこと

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女性への暴力が社会問題化するなか、身の回りの安全を求める声も多い

女性への暴力が社会問題化するなか、身の回りの安全を求める声も多い

若年層を取り込むため、選挙戦ではソーシャルメディアの活用も広まっている。

9.庶民党の躍進

反汚職を掲げて躍進しているのが、庶民党(AAP)。近年の反汚職抗議運動の流れから派生した新興政党だ。去年の地方選挙で予想外の快進撃をみせ、党首のアルビンド・ケジリワル氏はデリー首都圏知事となった(ただし、国民会議派とBJPの反対により公約を実現できないとして在職49日で辞職)。

AAPは主流政党から票を奪う勢いで、連立構想の鍵を握るかもしれない。

10.声をあげる女性たち

長らく家族の男性の意向に沿う形で投票してきた女性たちだが、近年は独自の声を持つ勢力となりつつある。

女性が有権者に占める割合は48.5%。家計管理を担う女性にとっての関心事は、やはりインフレだ。12年のニューデリー集団レイプ事件など、相次ぐ女性への暴力が社会問題化するなか、身の回りの安全を求める声も多い。

11.鍵となる地域政党の役割

1989年以来、インドで圧倒的過半数を獲得した政党はなく、今回も同様になりそうだ。そこで、連立政権の形成にあたっては、各地に割拠するさまざまな地域政党が重要になってくる。どのように連立を組むかで、インド政治の将来が左右されるだろう。

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