チリ地震、死者6人に 建築基準の徹底で被害を抑制

チリ北部でM8.2の地震

(CNN) 南米チリ沖で1日夜に起きたマグニチュード(M)8.2の地震で、2日までに6人の死亡が確認された。地震の影響で地滑りや停電、津波などの被害が発生している。

当局によると、6人のうち2人はがれきなどの下敷きになって死亡。残る4人の直接の死因は心臓発作だという。避難した人は92万8000人に上った。

米地質調査所(USGS)の専門家は、「同地は地震活動が活発な地域にあり、米カリフォルニア州と同様の建築基準が徹底されていた。そのために、これほど大きな地震だったにもかかわらず建物の被害が少なくて済み、多くの死傷者を出さずに済んだと思われる」と指摘する。

震源に近い北部の港湾都市イキケ周辺では、住宅など2500棟以上に深刻な構造的被害が出た。地元当局者は、政府の補助金で建てられた質の高くない住宅が被害に遭ったと話している。

2日に現地を視察したバチェレ大統領は当局の対応を評価し、「我々が力を合わせて適切な対応を取り、地域で策定した計画に従えばうまくいくという証しだ」と語った。

チリでは多数の犠牲者を出した過去の地震や津波を教訓に建築基準を徹底させ、沿岸地域の住民に対する津波の危険性の周知活動や避難訓練にも力を入れてきた。

イキケ周辺では地滑りによって複数カ所で道路が破壊されたほか、一部地域は停電や電話の障害に見舞われ、津波も観測された。被災地には300人あまりの救援部隊が派遣されている。

それでも住民らは平静を保っており、刑務所から脱走した293人のうち131人は自主的に戻った。

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