EU上級代表、核問題巡りイラン外相と会談

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イランの核関連施設。アシュトン氏がイランを訪問し協議を行った

イランの核関連施設。アシュトン氏がイランを訪問し協議を行った

(CNN) 欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表は9日、訪問先のイランでザリフ外相と会談し、同国の核問題を巡る包括合意に向けて意見を交換した。

アシュトン上級代表は8日から2日間の日程でイランの首都テヘランを訪れ、ロハニ大統領をはじめ政界、民間の指導者らと会談した。国営プレスTVによれば、EU外交安全保障上級代表が同国を公式訪問するのは2008年以来初めてだった。

アシュトン上級代表はザリフ外相との会談後の共同記者会見で、国連安全保障理事会の常任理事国5カ国にドイツを加えた6カ国とイランとの包括合意について「交渉は難しく成功の保証もないが、イラン国民と国際社会からの支持を得て成立を目指すことが非常に重要だ」と述べた。また、イラン国内で交渉が幅広く支持され、成立が望まれているのは「心強いことだ」と語った。

6カ国とイランの核協議では昨年11月、イランによる核開発計画の一部縮小と引き換えに欧米が経済制裁を一部解除することで暫定合意が成立し、今年1月に発効した。包括合意を目指す次回交渉は来週、ウィーンで開催される。

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