イエメン政府、「アルカイダの攻撃計画を阻止」 石油施設など標的か

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

なぜイエメンでテロの懸念高まる?

サヌア(CNN) イエメンの首相報道官は7日、アルカイダ系テロ組織が石油・ガス関連施設と南部の主要港を占拠する計画を、当局が未然に阻止したと発表した。

報道官は、イエメン当局が「(南部の)ムカラやシャブワにある戦略地点を攻撃しようというアルカイダの計画を終わらせた」と発表。「アルカイダは石油パイプラインへの攻撃を図ったが失敗。ムカラの海岸での攻撃もやはり失敗した」と語った。

だが国営サバ通信は治安関係者の話として、ムカラに対するアルカイダの襲撃計画の存在を否定した。

米政府は国際テロ組織アルカイダによる攻撃を警戒してアフリカや中東の在外公館を閉鎖。6日にはイエメンでテロの危険が差し迫っているとして、緊急時に必要な人員を除く米政府職員に対してイエメンからの出国を指示した。

だがイエメン政府当局者によれば、今回阻止された襲撃計画は問題のテロ計画とは別個のものとみられるという。この当局者は、同国を拠点とするアルカイダ系武装組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」について「港やパイプラインを占拠できるような兵力や能力はもっていない」と指摘した。

米国務省のサキ報道官は7日、「(テロの)脅威はまだ残っていると考えられる」ため、在イエメン米大使館の閉鎖は続けると語った。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]