仏ノートルダム寺院で作家が自殺 同性婚合法化に抗議か

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ノートルダム寺院=DAVID CULP氏提供

ノートルダム寺院=DAVID CULP氏提供

(CNN) パリの観光名所として知られるノートルダム寺院で21日、作家の男性が銃で自殺した。警察当局が発表した。

CNN系列局BFMによると、死亡したのは右派の文筆家ドミニク・べネール氏(78)。仏紙ルモンドが司祭の話として伝えたところによると、同氏は祭壇に書簡を置いた後、自身に向けて銃を撃った。現場は騒然となり、観光客ら約1500人が避難したという。

べネール氏はインターネットのブログに、フランスの同性婚合法化に反対する意見や、同国がイスラム教徒に乗っ取られるとの懸念を書き込んでいた。21日付の文章には「人間は最期の瞬間まで自分の運命を演じきらなければならない。最期の瞬間は残りの人生全体と同等の重要性を持つ」との言葉があった。

べネール氏は同ブログで、今月26日にパリで予定されている同性婚合法化への抗議デモを支持すると述べ、フランスや欧州全体がイスラム教徒に支配される事態を阻止するためにも闘う必要があると主張していた。

ツイッターでは極右政党・国民戦線のルペン党首が、べネール氏は「仏国民に警鐘を鳴らそうとした」として「敬意」を表明。一方でこの発言を非難するツイートも相次いだ。

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