北朝鮮のプロパガンダ動画、今度は「米ワシントン攻撃」
ソウル(CNN) 北朝鮮は18日、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」に新たなプロパガンダ動画を掲載した。米ワシントンのホワイトハウスや国会議事堂へのミサイル攻撃を想定した映像とみられる。
動画は長さ約4分。北朝鮮の公式宣伝機関の名で投稿された。前半は大砲の発射シーンや軍事パレードで公開されるミサイルなど、さまざまな武器のカットをつなぎ合わせた映像が続く。3分近くたったところで、攻撃の照準をホワイトハウスに合わせる場面に切り替わり、さらに国会議事堂のドームが爆発するシミュレーション映像が映し出される。
北朝鮮は先月実施した核実験に対し、国連安全保障理事会が制裁強化を決めたことに強い不満を表明。米国や韓国への核攻撃の可能性を示唆し、朝鮮戦争休戦協定の「白紙化」を宣言するなど、挑発的な発言を繰り返している。
北朝鮮は核実験の直前にも、ニューヨークの炎上シーンとみられるプロパガンダ映像をユーチューブに掲載した。この映像については、米ゲーム会社が無断で使われたと指摘。まもなく映像は削除された。