中国の権力移行 なぜ秘密のベールにつつまれているのか

習近平氏

習近平氏

華国鋒氏が後継者となった経緯ついては、同氏が失脚した後に初めて明らかになった。

国家主席と党総書記に加え、共産党中央政治局常務委員の選出の経緯も、指導部内の派閥など内部事情が垣間見えるために最高レベルの国家機密である。

中国では国の宣伝部門において情報公開の内容とタイミングは慎重に吟味されているものの、今日では中国指導部についての詳細な情報もインターネットを通じて数分の内に何百万人にも伝わるのが現実である。

最近では、米紙ニューヨーク・タイムズによる、温家宝(ウェンチアパオ)首相の家族の事業についての報道や、米通信社ブルームバーグの習近平氏一族の資産についての報道が、中国当局によるウェブサイトへのアクセス遮断などにもかかわらず中国のインターネットでも大規模に広まった。

これは、毛沢東の戦友だった林彪(リンピャオ)氏が1971年9月にモンゴルでのミステリアスな航空機墜落で死亡したニュースが人々の間に広がるのに何カ月もかかったのとは大きな違いだ。

そのため、新しい情報伝達手段への中国指導部の対応は、中国の政治制度をより不透明にし、メディアの検閲に膨大な資源を割くものとなっている。

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