英緊縮策に抗議の大規模デモ ロンドン市街を行進

2012.10.21 Sun posted at 09:42 JST

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ロンドン(CNN) 英政府の緊縮策に抗議する大規模なデモが20日午後、ロンドンで行われ、市内には笛やクラクションの音が響きわたった。

デモ隊は「削減反対」「緊縮策は失敗だ」などのスローガンを掲げて市中心部を行進し、ハイドバークで集会を開いた。「キャメロン(首相)が英国を殺した」と訴えるプラカードもあった。

野党・労働党のミリバンド党首は演説で、政府の緊縮策は行き過ぎた支出削減により、一般の労働者に不当な負担をかけていると訴えた。一方で、労働党が政権を握ったとしても財政均衡を図る措置は避けられないと述べると、参加者からはブーイングが起きた。同党首は、労働党なら富裕層の増税などにより、貧困層の負担を軽減すると説明した。

英労働組合会議(TUC)のバーバー書記長は集会で「緊縮策は貧しい弱者を打ちのめすばかりで、成果も出ていない」「われわれが苦痛を受け入れれば景気は回復すると言われてきたが、実際には二番底に陥っている」と主張した。TUCは政府に、公務員給与の削減などに代わって経済成長や雇用創出に重点を置くよう求めている。

警察はデモ参加者の正式な人数を発表していないが、主催のTUCは実施に先立ち、数万人が参加するとの見通しを示していた。

この日はスコットランドのグラスゴー、北アイルランドのベルファストでも同様のデモが展開された。

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