英ラグビー選手、試合中の負傷で睾丸失う 最後までプレー
(CNN) イングランド中央部マンチェスターで11日までに行われた13人制のラグビーリーグの決勝戦でプロップの選手がプレーでのぶつかり合いで睾丸(こうがん)が破砕するけがを負い、試合後に摘出手術を受けた。
チーム「ウォーリントン・ウルブズ」のポール・ウッド選手(30)で、2児の父親。「リーズ・リノーズ」との決勝で後半開始から1分後に右の睾丸を負傷。痛みをこらえて最後までプレーした後、病院に運ばれた。プロップは、スクラムを組んだ際、最前列で敵チームを押す役目を持つ。
ウッド選手は負傷について、簡易投稿サイト「ツイッター」で「帰宅するため病院を出た際、失ったものについて真剣な気持ちになった」と告白。その上で、試合前の前夜にチームのコーチが俗語で睾丸をも意味する言葉を使いながら選手に檄(げき)を飛ばしたことも紹介し、「自分に起きたことを予想していたとは思わないけど」とユーモアを忘れずに述べた。
試合終了まで奮闘したウッド選手だが、試合は昨年の優勝チームであるリノーズに18-26で敗れた。