イスラエル領空侵犯の無人機、ヒズボラが関与認める

(CNN) 6日に所属不明の無人機がイスラエル領空を侵犯して撃墜された事件で、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの指導者は11日、関与を認める発言をした。

ヒズボラの指導者ナスララ師はテレビ演説で、「無人機はロシア製ではなくイラン製だ」と述べるとともに、「組立はヒズボラの専門家チームが行った。レバノン人はこれを誇りに思うべきだ」と語った。

イスラエル軍によれば、問題の無人機はガザ地区上空を飛んだ後、イスラエル領空に侵入。同国北部のネゲブ砂漠上空でイスラエル空軍が撃墜した。武器や弾薬は搭載していなかった。

ナスララ師は「この飛行任務は初めてでもなければ最後でもない」と述べ、以前にもイスラエル領空で無人機を飛ばした過去があると認めた。そしてヒズボラは「(イスラエル)占領下のパレスチナ」で「やりたいことは何でも」実行に移せるとも述べた。

中東における無人機技術の拡散について詳しい米シンクタンク、外交問題評議会のマイコー・ゼンコー氏によれば、ヒズボラは何年も前から無人機をイスラエル上空に送り込んでいるという。ゼンコー氏は領空侵犯の「再発自体にはまったく意味がない」と言い、ナスララ師の演説も虚勢を張っているに過ぎないと指摘する。

「イスラエルは通常、こうした無人機が国境を超えてくるのを追跡しており、たいていはわざわざ撃墜することもない。ヒズボラの様子をうかがっているだけだ」とゼンコー氏は言う。

また、今回撃墜されたタイプの無人機は少なくとも半径50キロ以内にいなければ操縦は不可能で、偵察には使えるものの、武器を搭載することもできない。「よく言って安物」だとゼンコー氏は述べた。

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]