イスラエル前首相に禁錮1年、執行猶予3年 背任罪で

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CNNのインタビューに答えるオルメルト前イスラエル首相=2012年5月

CNNのインタビューに答えるオルメルト前イスラエル首相=2012年5月

エルサレム(CNN) イスラエルのオルメルト前首相が閣僚時代に知人の会社に便宜をはかった背任罪で有罪となった裁判で、エルサレム地方裁判所は24日、前首相に禁錮1年、執行猶予3年の刑を言い渡した。

前首相にはさらに、7万5000新シェケル(約150万円)の罰金が科された。裁判所は一方で、前首相が公職に立候補することはできるとの判断を下した。

担当弁護士によると、本人は刑を言い渡された後、「私は胸を張って法廷に入り、胸を張って出て行く」と話した。

前首相は不正に献金を受け取ったり、出張費を二重に請求していたりしていた罪にも問われたが、これらについては7月の判決で無罪が言い渡されていた。これを受けた法廷前での会見で「汚職でなく、手続き上の問題があっただけだ」と強調していた。

前首相はエルサレム市長やシャロン内閣の副首相などを経て、2006年に就任。汚職疑惑などにより、09年に辞任に追い込まれた。今年放送されたCNNの番組では、米国の極右勢力がつぎ込んだ多額の金によって政権を追われ、パレスチナ和平も台無しにされたと主張していた。

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