ルーマニア大統領続投へ、罷免問う国民投票は不成立

(CNN) ルーマニアで29日、バセスク大統領の罷免(ひめん)の是非を問う国民投票が実施された。大統領は同日深夜、投票率が規定を下回り国民投票は不成立になったとして、勝利を表明した。

バセスク大統領は、国際通貨基金(IMF)から融資を受ける条件を満たすためとして、公務員の給与カットなど緊縮策を断行し、国民の反感を買ってきた。議会は今月初め、大統領が権限を逸脱したとして職務停止の決議を可決。これを受けて国民投票が実施され、大統領は支持者らに棄権を呼び掛けていた。

投票は午後11時に締め切られた。中央選管が発表した投票率の暫定値は45.9%で、国民投票の成立に必要な過半数には達していない。

暫定値は、投票所約3000カ所の調査に基づいて算出された。これは全体の約6%に当たり、統計上の誤差はプラスマイナス3%前後とされる。バセスク大統領は、確実な数字なのかとの質問に「私が間違えることはない」と答えた。国内テレビ局による出口調査でも、罷免への賛成票が大半を占めるものの投票率は約44%にとどまったと推定されている。

バセスク大統領と対立するポンタ首相は、大統領が多数の国民の声を無視して続投するのは「非現実的だ」と主張した。同首相が率いる連立与党は、国民投票の投票率が50%をわずかに上回ったとの見方を示している。正式な結果は30日中に発表される見通しだ。

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