パキスタン情報部トップ、CIAに無人機攻撃停止を要請へ

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イスラマバード(CNN) 米軍がパキスタン北部で無人機による武装勢力掃討作戦を続けていることに対し、パキスタン軍統合情報局(ISI)が近く、改めて停止を要請する見通しとなった。

パキスタン情報当局高官が匿名で語ったところによると、ISIの新長官に就任したザヒール・ウル・イスラム中将が8月2日、ペトレイアス米中央情報局(CIA)長官との会談で伝える。

同高官によれば、イスラム長官は「米国側が標的を決めれば、われわれが攻撃する。米国がこちらに無人機の技術を提供してくれれば理想的だ」と持ちかける構えだ。無人機攻撃の対象地域のひとつ、北ワジリスタン地区では今年1月以来、パキスタン軍が61回にわたって掃討作戦を実施しているという。

パキスタンの当局や議会は、米軍の無人機攻撃で民間人が犠牲になっているとして停止を求めてきた。これに対し、オバマ米政権は「テロリストに対する合法的な攻撃だ」との立場を示している。

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