米中東特使、週内のガザ停戦合意に「期待」 米・イスラエル首脳が会談

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閣議に参加するウィトコフ中東担当特使ら/Andrew Caballero-Reynolds/AFP/Getty Images

閣議に参加するウィトコフ中東担当特使ら/Andrew Caballero-Reynolds/AFP/Getty Images

(CNN) 米国のウィトコフ中東担当特使は8日、パレスチナ自治区ガザ地区の停戦合意について、懸案がほぼ解消しつつあり、週末までの合意に期待していると語った。

トランプ米大統領は同日、ホワイトハウスで、イスラエルのネタニヤフ首相と会談し、協議の大半をガザ情勢に充てると表明した。両首脳の会談は2日連続で、イスラエルとイスラム組織ハマスとの戦争終結へ向けた動きが加速していることを示す。

トランプ氏は記者団に対し、「今夜もネタニヤフ氏が来る。今はほとんどガザの話だ」「解決しなければならない」と語った。

ウィトコフ氏は、6日に始まった停戦協議に参加するため、週内にカタール入りする予定。交渉では、生存している人質最大10人と死亡した人質9人の解放が検討されているという。事情筋によれば、カタール代表団も8日、ホワイトハウスで、政権高官と協議を行った。

ウィトコフ氏によれば、4項目あった懸案が2日間の協議で1項目にまで絞られたとし、週末までに60日間の停戦を導く合意に到達できると期待していると述べた。

ガザへの攻撃は続いており、ガザ保健省によると過去12日間で数百人が死亡した。

イスラエルの情報によれば、残る課題は停戦発効後のイスラエル軍撤収経路を示す地図だ。最新案では停戦初日にガザ北部の一部、7日目に南部の一部から撤退するとしている。だが、具体的な地図はイスラエルとハマスの協議に委ねられた。イスラエルは安全確保のためガザへの関与を維持したい考えで、エジプト境界沿いのフィラデルフィ回廊での実効支配を目指す一方、ハマスは完全撤退を要求している。

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