米中通商協議、ロンドンであす開催 閣僚級
(CNN) ドナルド・トランプ米大統領は、米中両国の高官が9日にロンドンで通商協議を再開すると明らかにした。
トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「スコット・ベッセント財務長官、ハワード・ラトニック商務長官、ジェミソン・グリア通商代表部(USTR)代表が6月9日にロンドンで中国側代表と会談し、通商合意について協議することを発表する」と明らかにした。
この発表に先立ち、トランプ氏は5日に習近平(シーチンピン)国家主席と約1時間半にわたり電話会談を行った。トランプ氏によると、両首脳は通商を巡る緊張緩和に前向きな姿勢を確認したという。
中国外務省は7日、会談には何立峰(ホーリーフォン)副首相が出席すると発表した。
前回の米中による通商協議は5月12日にジュネーブで開かれ、双方が高関税を大幅に引き下げる方針で一致したことで、世界的な「貿易戦争」に転機が訪れた。市場は急騰し、米主要銀行は景気後退の予測を下方修正、米国の消費者マインドも回復した。