米副大統領、インド・パキスタンの紛争は「我々に関係ない」
(CNN) 米国のバンス副大統領は8日、FOXニュースのインタビューで、インドとパキスタンの紛争は「基本的に我々には関係ない」と述べた。一方で同氏とトランプ大統領は両国に緊張緩和を促している。
バンス氏は「我々にできることは、両国に多少の緊張緩和を促すことだが、戦争のまっただ中に関わるつもりはない。この戦争は基本的に我々には関係がなく、米国の制御能力でできることはない。米国はインドとパキスタンに武器を捨てろと言うことはできないからだ。したがって、我々は外交ルートを通じてこの問題に取り組むつもりだ」と語った。
同氏は「我々の希望と期待はこれがより広範な地域戦争に発展しないことだ。核戦争などあってはならない」「今のところそのような事態は起きないと思う」と続けた。
インドとパキスタンの緊張は高まり続けている。インド当局は、パキスタンがインドおよびカシミール地方のインド実効支配下の軍事施設にミサイルとドローン(無人機)を発射したと述べた。パキスタンはこの主張を否定しているが、先にカシミールの実効支配線沿いでインド兵40~50人を殺害し、インドのドローン20機以上を撃墜したと発表している。一方、インドはパキスタンの防空システムを標的としたことを認めた。