ウクライナ戦争の終結、想定より困難 トランプ氏が非公式に認める
(CNN) 就任100日目を5日後に控え、またウクライナでの紛争の解決に向けて自ら設定した期限から93日が経過した今、トランプ米大統領は、ロシアとウクライナの和平交渉がこれまでのところ成果を上げていないことに苛(いら)立ちを募らせている。協議に詳しい関係筋がCNNに語ったところによると、和平交渉の仲介は想定していた以上に困難だと、顧問たちに非公式に伝えたという。
関係筋の一人によれば、トランプ氏は非公式の場で、ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領がいかに互いを憎み合っているかを頻繁に口にしているという。これは驚くべき事実ではないが、トランプ氏はこうした状況が交渉をさらに複雑にしていると主張する。
24日、ロシアがウクライナの首都キーウに対し昨夏以来最悪の攻撃を行い、少なくとも12人が死亡したことで、トランプ氏の怒りは爆発した。トランプ氏は、この攻撃はまさに最悪のタイミングで起きたと述べた。自身は就任100日の記念日までに合意を成立させたいと側近に伝えており、合意をほぼ確実に得られると確信していたまさにその矢先に攻撃が起きた形だ。
「昨夜の出来事は気に入らなかった」と、トランプ氏はノルウェー首相と会談していた大統領執務室で記者団に語った。「和平交渉の最中だったのにミサイルが発射された。納得できる話ではなかった」
大統領に復帰して以来、トランプ氏は怒りの矛先を主にウクライナに向けてきたが、この時は珍しくロシアへの批判を口にした。
このやり取りは、トランプ氏と側近たちの苛立ちの高まりを浮き彫りにした。同氏は戦争終結に向けた圧力をプーチン氏に加えようとしているが、その取り組みは実を結んでいない。プーチン氏に対して圧力がかかっていないという記者の示唆にトランプ氏は憤慨し、「私がロシアにどのような圧力をかけているか、あなたは分かっていない」「我々は多くの圧力をかけており、ロシアはそれを理解している」と主張した。
プーチン氏がウクライナへの爆撃を続けた場合どうするかと問われると、トランプ氏はこう答えた。「その質問には一週間後に答えようと思う。合意できるかどうか見極めたい。今答える必要はないが、現状に満足はできないだろう。ひとまずはそう言っておこう」