「街が不法移民に乗っ取られた」 トランプ氏がさらに虚偽主張

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遊説先を訪問したトランプ前大統領=14日/Alex Brandon/AP

遊説先を訪問したトランプ前大統領=14日/Alex Brandon/AP

(CNN) 米国のトランプ前大統領は14日、移民が増えている中西部オハイオ州の都市スプリングフィールドについて、街が「不法移民に乗っ取られた」と主張した。トランプ氏は最近、移民問題をめぐって扇動的な虚偽の主張を繰り返している。

バイデン政権の移民政策を批判するトランプ氏らは最近、スプリングフィールドに流入した移民が住民のペットを食べているとのうわさを広めていた。地元当局者らはうわさを否定してきたが、12日に市庁舎が爆破予告を受けて閉鎖を余儀なくされ、13日には二つの小学校で避難騒ぎも起きた。

トランプ氏は14日、訪問先のネバダ州ラスベガスで記者団に、「爆破予告がどうなったか知らないが、不法移民に乗っ取られたことは知っている。恐ろしいことだ」などと語った。

同氏は13日、「本当の脅威」はスプリングフィールドの爆破予告でなく、「国境で起きている」と主張していた。

スプリングフィールド市当局の公式サイトによると、同市を中心とするクラーク郡には1万2000~1万5000人の移民が住んでいる。市内のハイチ移民は、米国内の移民に家族の呼び寄せを認める制度の一環として、合法的に居住しているという。

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