ホワイトハウスに貸しトラックで突入の男、有罪認める

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ホワイトハウスの防護柵に突っ込んだトラック=2023年5月22日/WUSA

ホワイトハウスの防護柵に突っ込んだトラック=2023年5月22日/WUSA

(CNN) 米司法省によると、ホワイトハウスの防護柵に貸しトラックで突入したとして起訴された男が有罪を認めた。

司法省の発表によると、サイ・バーシス・カンドゥラ被告(20)は13日に国有財産損壊の罪を認めた。有罪となった場合、最大で禁錮10年の刑を科される。量刑は8月23日に言い渡される。

カンドゥラ被告はインド西ベンガル州のチャンダナガルで生まれ、犯行時までに米永住権を取得していた。

昨年5月22日にミズーリ州セントルイスから首都ワシントン近郊のダレス国際空港に到着した後、設備レンタル大手「Uホール」のトラックを借りてホワイトハウスへ向かった。

同日午後9時30分すぎにホワイトハウス前の交差点で敷地の防護柵に突っ込み、トラックから降りてナチスドイツのシンボル「かぎ十字」の旗を掲げた後、警察と大統領警護隊(シークレットサービス)に拘束された。

発表によると、この事件で警察は4322ドル(約67万円)、Uホールは5万ドル(約780万円)あまりの損害を被った。シークレットサービスによれば、職員らにけがはなかった。

検察によると、被告は数週間前から犯行を計画していた。「政治権力」を掌握してナチス思想の独裁体制へ移行させるために、ホワイトハウスへの侵入を図ったという。調べに対し、目的を果たすためにバイデン大統領の殺害も手配するつもりだったと話した。

被告は犯行の1カ月前、バージニア州の警備会社に武装警備員25人と装甲車の派遣を依頼しようとした。さらに大型のトレーラーやダンプトラックのレンタルも試みたが、いずれも失敗に終わっていた。

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