ガザ停戦、来月4日までに実現を希望 バイデン米大統領

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ガザ南部ラファでのイスラエル軍の空爆後、自宅の被害状況を確認する人々/Ahmad Hasaballah/Getty Images via CNN Newsource

ガザ南部ラファでのイスラエル軍の空爆後、自宅の被害状況を確認する人々/Ahmad Hasaballah/Getty Images via CNN Newsource

(CNN) 米国のバイデン大統領は26日、イスラエルとイスラム組織ハマスとの間での停戦が来月4日までに実現することを希望するとの考えを明らかにした。

バイデン氏はニューヨーク市内のアイスクリーム店にコメディアンのセス・マイヤーズ氏と訪れた際、停戦について質問を受けた。バイデン氏は、安全保障の顧問らから、実現はまだしていないものの近づいていると報告を受けていると説明。来月4日までに停戦が実現することが自身の希望だと語った。

CNNはこれより前、ハマスが人質の解放とパレスチナ自治区ガザ地区での戦闘の休止を求める交渉で、いくつかの重要な要求を撤回したと報じていた。これにより、戦闘を停止し、人質を解放することのできる最初の合意に近づいた。

英国とエジプト、イスラエルの情報機関トップとカタール首相は23日、パリで、人質解放と停戦をめぐる協議を行った。バイデン政権高官は協議後、CNNの取材に対し、「ハマスがイスラエル軍の完全撤退と戦争の終結を主張するという点で、主要な障害は取り除かれた」と語った。

同高官によれば、ハマスが要求している解放すべきパレスチナ人の囚人の数は減少している。

協議に詳しい外交筋は、ハマスが第1段階の合意に向けて立場を軟化させたことを確認した。イスラエル軍の男性兵士の解放や戦争の終結といった、より複雑な問題が出てくれば、さらに困難な障害が出てくる可能性がある。

協議の参加者によれば、合意は複数の段階に分けて実行される可能性が高い。最初の合意が成立すれば、女性や子ども、高齢者、病人を含むイスラエル人の人質がパレスチナ人の囚人と引き換えに解放され、最長6週間にわたる停戦につながる可能性がある。

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