米空軍、今年度中の転勤や賞与を停止 予算不足で

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米空軍は、今会計年度が終わる9月末まで転勤や賞与の支給を停止すると発表した/Daniel Slim/AFP/Getty Images/FILE

米空軍は、今会計年度が終わる9月末まで転勤や賞与の支給を停止すると発表した/Daniel Slim/AFP/Getty Images/FILE

(CNN) 米空軍は10日、9月末に今会計年度が終わるまで、転勤や賞与の支給を停止すると発表した。支出が予想を上回り、予算不足に陥っているためと説明した。

空軍は声明で、人件費が底をつく事態を回避する必要があると述べた。

不足額の規模は不明だが、この措置で数万人の兵士らが影響を受ける見通し。

転勤は新たな会計年度が始まる10月1日に再開する。今月転勤する予定だった兵員の移動は認めるが、8月以降の予定については見直しが進行中で、優先度に応じて承認する。

再入隊手当や、困難な業務あるいは長期間の任務に対する報奨金などの賞与も、新会計年度には再開される。

外国での任務から帰国する場合、今年の予定が数カ月遅れて来年にずれ込むことが予想される。

軍が会計年度の終盤に予算不足に陥ること自体は珍しくないが、空軍では航空機の飛行時間などを削ることが多く、人件費に影響するのはまれなケースとされる。

空軍を含む米軍では現在、高官人事の承認が難航している。野党・共和党のタバービル上院議員が、女性兵士の人工妊娠中絶を支援する国防総省の方針に反対し、司令官ら200人あまりの承認を拒否している。

軍高官らは国家安全保障上のリスクや臨戦態勢への影響を指摘するが、タバービル氏は影響がないと主張している。

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