新型コロナ起源、米情報機関の見解は依然として二分

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新型コロナウイルスの起源について、米情報機関の見解は、中国の研究所から流出したという説と自然界で発生したという説に二分されていることが分かった/NIAID-RML

新型コロナウイルスの起源について、米情報機関の見解は、中国の研究所から流出したという説と自然界で発生したという説に二分されていることが分かった/NIAID-RML

(CNN) 新型コロナウイルスの起源をめぐる米情報機関の見解は、中国の研究所から流出したという説と自然界で発生したという説に今も二分されていることが分かった。

米国家情報長官室(ODNI)が23日夜に報告書を公開した。米議会では3月、情報当局に対し、新型コロナの起源や中国・武漢の研究所との関連についての情報の公開を求める法案が可決されていた。

新たな報告書によると、米国の全情報機関は引き続き、研究所からの流出と自然発生のどちらの仮説でも、人への感染を説明できるとみている。

生物兵器として開発された可能性は全機関が否定し、ほとんどの機関が人工的に操作されたウイルスではないと断定したが、具体的な起源については見解が一致しないままだという。

報告書はまた、新型コロナ感染が拡大する直前の2019年秋に武漢ウイルス研究所で複数の研究者が体調を崩していた件について、ウイルスの起源をめぐる仮説の裏付けにも反証にもならないと説明した。研究者らが示した症状の一部は新型コロナの症状と一致せず、ほかの病気だった可能性も考えられるという。

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