ウクライナ、損傷した装備の回収・修復は可能 米国防長官

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記者会見を行うオースティン米国防長官=15日、ベルギー・ブリュッセルのNATO本部/Simon Wolfahrt/AFP/Getty Images

記者会見を行うオースティン米国防長官=15日、ベルギー・ブリュッセルのNATO本部/Simon Wolfahrt/AFP/Getty Images

(CNN) 米国のオースティン国防長官は15日、反転攻勢を開始するウクライナ軍について、損傷した装備を回収・修復し「戦闘に復帰」させることは可能だとの見解を示した。

ベルギーの首都ブリュッセルで開催されたウクライナを支援する国による「ウクライナ防衛コンタクトグループ」で、記者団に対し述べた。

また米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は、ウクライナ軍の反転攻勢が「着実に進行」しているとしつつ、その過程で生じる困難にも言及した。

オースティン氏と共に記者会見に臨んだミリー氏によれば、反転攻勢は極めて困難で激しい戦いであり、相当の時間がかかる公算が大きい。多大な犠牲を払う可能性も高いという。

オースティン氏は、「引き続き戦闘による損失が発生するだろう」とする一方、ウクライナ軍には「まだ多くの戦闘能力、戦力がある」と強調した。

今週CNNは、ウクライナ軍が米国から供与された装甲車両16両を失ったとするオープンソースの諜報(ちょうほう)分析の内容を報じていた。

オープンソースのインテリジェンスサイト「オリックス」によれば、米国製の歩兵戦闘車「ブラッドレー」16両が、直近の数日間で破壊、損傷、放棄されたという。これは米国政府がウクライナ政府に供与した109両の15%近くに相当する。

当時ウクライナ軍は東部ドネツク州で攻勢をかけ、3つの村落をロシア軍から奪取したと発表していた。

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