犬に噛まれる郵便配達員、最多被害は加州の675件 米調査

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郵便配達員が届け先で犬にかまれる被害件数に関する2022年版の州別などの調査結果が発表された/Daniel Afzal/USPS

郵便配達員が届け先で犬にかまれる被害件数に関する2022年版の州別などの調査結果が発表された/Daniel Afzal/USPS

(CNN) 米郵政公社(USPS)は11日までに、郵便配達員が届け先で犬に噛(か)まれる被害件数に関する2022年版の州別などの調査結果を公表し、カリフォルニア州の675件が最多だったと報告した。

毎年実施している調査で、テキサス州の404件にニューヨーク州の321件などが続いた。都市別では、ヒューストン、ロサンゼルスにダラスが最も多かった。

USPSの業務の安全管理などの担当幹部は、配達人が噛まれる被害では、それまでは威嚇的な振る舞いを見せなかった行儀の良い犬が立ち向かってくる事例が多いと指摘。別の幹部は報道発表文で、野放しになったり、リードが装着されなかったりしている犬は配達員には強敵となり、予測不可能な行動や攻撃につながる可能性があるとした。

配達業務で犬に襲われたUSPSの従業員は昨年、5300人以上に達したという。

同公社は対策として、驚かせず、なでることも控え、食べ物も与えず、襲ってきた場合は犬との間に郵便物が入ったかばんなどの物を置くように指示している。

大半の住民は郵便物が毎日届く大体の時間帯を知っていることから、配達人が到着する前に犬を安全な場所に移しておくことを提案。家内や柵の後ろに待機させるようにし、ドアから遠く離すことなども求めている。

また、子どもが配達人から郵便物を直接受け取らないようにとも助言。犬は子どもの安全が脅かされていると受け止める可能性があるとつけ加えた。

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