フィンランドへの兵器売却相次ぐ、今度は地対空ミサイル 米

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携帯型対空ミサイル「スティンガー」を構える米軍兵士/Lt. Col. Deanna Bague/US Army/FILE

携帯型対空ミサイル「スティンガー」を構える米軍兵士/Lt. Col. Deanna Bague/US Army/FILE

(CNN) 米国務省は3日までに、バイデン政権が北大西洋条約機構(NATO)への加入を求めている北欧フィンランドへの新たなミサイル売却を承認したと発表した。

総額3億8000万ドル(約510億円)相当で、国務省によると政権は1日に連邦議会に売却計画を通告。引き渡すのは、携帯型対空ミサイル「スティンガー」になるだろうとし、関連装備品も含まれるとした。

米国による、フィンランドへの兵器譲渡の発表は先月28日の約3億2300万ドル相当に続いて2度目となった。この時には戦術ミサイルや空対地ミサイルの提供を盛り込んでいた。

フィンランドはロシアによるウクライナ侵攻を受け、国防政策の大転換となる形でNATOへの加盟を申請。同国はロシアと長大な国境線も接している。

国務省は今回の新たなミサイル売却の関連文書の中で、フィンランドによる強力かつ即応態勢にある自衛力の開発や維持を支援することは米国の国益にとって重要と主張。ミサイル提供でフィンランドの防衛力や抑止力は向上するとし、欧州の北方圏の防御力も高まり、米欧州軍の最優先課題の達成にも寄与すると強調した。

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