ホワイトハウスのサキ報道官、数週間中に退任へ MSNBC入りと関係者
ニューヨーク(CNN Business) 米ホワイトハウスのサキ報道官が向こう数週間のうちにバイデン政権から去り、米MSNBCテレビで勤務する見通しとなったことが分かった。事情に詳しい関係者2人が1日、CNNに明らかにした。
サキ氏はまだ同局と正式に契約を結んでいないが、協議は進展していると関係者らは述べた。
この件を最初に報じたアクシオスによれば、サキ氏はNBCの配信プラットフォーム、ピーコックの番組で司会を務めるほか、MSNBCの番組にも出演する見通しだという。
MSNBCはコメントを控えた。
ホワイトハウスの当局者の1人はサキ氏の今後の計画について確認を控えた。
サキ氏の後任が誰になるのかは不明。ホワイトハウスはコメントを控えたものの、ジャンピエール副報道官の起用が検討されるのはほぼ確実とみられる。他の候補としてはベディングフィールド広報部長の名前が上がりそうだ。
冒頭の関係者によれば、かねて多数のテレビ局がサキ氏の起用に関心を示していたという。
サキ氏自身は現時点でコメント要請に応じていない。今月30日に予定されているホワイトハウス記者団との夕食会までは報道官ポストにとどまるとみられる。
サキ氏は2021年1月のバイデン大統領就任以降、ホワイトハウス報道官を務めている。それ以前の数年は、CNNの政治担当コメンテーターだった。